【思考力チェック!】17頭の牛がいる。全体の頭数のうち、Aに2分の1、Bに3分の1、Cに9分の1を分けたいが、それができずに困っていたところ、通りかかった友人によって解決した。いったい何をした?

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「17頭の牛を、Aに2分の1、Bに3分の1、Cに9分の1を分けるために、友人はいったい何をした?」

これは知識や計算はいっさい不要で、「考える力」のみが問われる「論理的思考問題」のひとつ。論理的思考問題はGoogle、Apple、Microsoftといった超一流企業の採用試験でも出題され、「スティーブ・ジョブズ超えの天才」と言われたあのピーター・ティールも自社の採用試験に取り入れた。これまでの正解が通用しない時代に必要な「思考力」を鍛える、「最高の知的トレーニング」でもある。

そんな論理的思考問題の傑作を世界中から収集し、解説した書籍が『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』だ。「論理的思考」「批判思考」「水平思考」「俯瞰思考」「多面的思考」が身につく67の問題を紹介。「頭のいい人の思考回路」がわかり、読むだけで、一生モノの武器となる「地頭力」が鍛えられると話題。この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、「問題の根本をとらえられる人」だけが解ける問題を紹介する。(構成/石井一穂)

イラスト:ハザマチヒロ

「そもそも」の問題に気づけるか?

 与えられた課題を考える前に「そもそも、その考え方でいいのか?」と問うことも、柔軟な発想をするために必要です。

 次の問題、考えるべきポイントがわかるでしょうか。

「17頭の牛」

 17頭の牛がいる。

 A,B,Cの3人は、この牛を譲り受けることになった。

 ただし条件として、牛全体の頭数のうち、Aは2分の1を、Bは3分の1を、Cは9分の1を、それぞれ譲り受けねばならない。

 しかし、うまく分けられず困っていたところ、そこに偶然通りかかった友人が「あること」をして、条件どおりに牛を分配した。

 友人はいったい何をしたのだろう?

 イラスト:ハザマチヒロ

 次のページで、正解と考え方をお伝えします。

頭のいい人だけが解ける論理的思考問題

野村裕之 著

<内容紹介>

答えのない時代を生き抜くには「考える力」が必要だ。論理的思考、批判思考、水平思考、俯瞰思考、多面的思考、5つの思考力を鍛える67の知的トレーニングを紹介。必要なのは「地頭力」だけ。Google、Microsoftなどの入社試験でも出題される問題で世界レベルの「考える力」が手にはいる!

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