子どもたちの夢後押し　あしなが奨学生が募金活動 | まちの話題 | 佐賀新聞ニュース | 佐賀新聞

　病気や災害などで親を亡くした子どもたちの進学の夢を後押しする「あしなが学生募金」の寄付活動が27、28日の2日間、佐賀市のゆめタウン佐賀で行われた。奨学金を活用した学生らが募金箱を手に街頭に立って協力を呼びかけた。

　あしなが育英会によると、高校奨学金のニーズが高まっており、申請者に対して奨学資金が追いついていない現状がある。障害などで親が十分に働けない家庭の子どもも含め、一人でも多く奨学金を届けられるようにと、街頭で支援を募った。

　「温かいご協力を」との呼びかけで、買い物客らが足を止めて募金する姿が見られた。奨学金を活用して進学することができた九州大3年の塚本竜也さんは「物価高などもあり、申請のあった家庭全員に支援が行き届くようにしたい」としつつ「街頭に立つことであしなが学生募金について多くの人に知ってもらいたい」と話していた。

　あしなが育英会のホームページでも寄付への協力を呼びかけている。（中島幸毅）

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