共学化勧告受け、埼玉県立浦和高生が意見表明 「別学通いたい 多様性無視」 約85%の生徒が反対:東京新聞 TOKYO Web

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意見表明会で進行をする生徒会長の田原さん=県立浦和高校で

 埼玉県立高校の共学化勧告を巡り、男子校の県立浦和高の生徒ら約150人が21日、さいたま市の同校で意見表明会を開き、共学化への思いを県教育委員会に伝えた。

 参加者からは「男女別学に通いたいという多様性を無視している。『別学の方がいい』と、この学校に入った。生徒の声に耳を傾けて」「現段階で早急に共学にする必要はない。男子校と女子校の交流機会を設けるなど試せることはある」など反対意見が多く挙がった。

 勧告は昨年8月、県男女共同参画苦情処理委員が行い、県教委は1年以内の報告書提出が求められている。県教委の依田英樹高校改革統括監は「皆さんの意見を重く受け止め、教委全体にも伝え間違いのない判断をしたい」と語った。別の学校でも希望があれば同様に対応するという。

 同校の意見表明会は生徒会が校長や教員らと相談し県教委に開催を依頼。進行を務めた生徒会長で2年の田原薫さん(17)は「生徒会として、意見を言ってもらう機会を設けようと実施した」と話した。生徒会が集計し、約800人の生徒が回答したアンケートでは、約85%の生徒が共学化に反対だった。(足立優作)