重力レンズ効果で歪む遠方銀河【今日の宇宙画像】

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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

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こちらは、soraeが2023年12月24日の記事内で紹介した『銀河団「SDSS J1226+2152」』です。この画像は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の「近赤外線カメラ(NIRCam)」で取得したデータをもとに作成された疑似カラー画像です。

画像にはSDSS J1226+2152の質量がもたらす重力レンズ効果によって歪んで見える銀河が幾つか写っています。欧州宇宙機関(ESA)によると、ここで最も注目されているのは「SGAS J12265.3+215220」と呼ばれている銀河です。SGAS J12265.3+215220の像は画像中央に位置する白い銀河の近くで2つに分かれていて、1つは中央の銀河のすぐ右隣にあるピンク色のいびつな像、もう1つはその右側に少し離れたところで弧状に長く伸びたオレンジ色の像として写っています。

ESAによれば、SGAS J12265.3+215220として観測されているのはビッグバンから約20億年後、つまり今から約118億年前の宇宙に存在していた銀河の姿だといいます。

(元記事より引用)

文/sorae編集部

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