BlackGEM望遠鏡と円を描く南の空の星々【今日の宇宙画像】

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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

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こちらは、soraeが2022年4月25日の記事内で紹介した『BlackGEM望遠鏡と円を描く南の空の星々』です。この画像は、南アメリカ大陸、チリのアタカマ砂漠にある「ラ・シヤ天文台」で撮影されたものです。それぞれの星が弧を描くように見えるのは、地球が自転しているためです。

また、この画像には「イータカリーナ星雲」(左上の紫色)、「大マゼラン雲」(中央上側の薄い青色)、「小マゼラン雲」(中央右側の僅かな薄い青色)が写っています。

星を撮影するときは星の光を集めるためにカメラのシャッターをしばらく開けたままにすることがあります。その時間(露光時間)を長くすると、それぞれの星の位置が地球の自転により変わっていくため、カメラが星の光を受ける場所も少しずつ変わっていきます。それが、星の光の軌跡を描き出すのです。教科書などでは北の空の星が天の北極を中心に円を描きますが、ここでは天の南極を中心に回っているように見えます。

(略)

地上にある設備に目を移してみると、画像の中央付近には「BlackGEM」と呼ばれる望遠鏡のうち2台が見えています。BlackGEMはオランダの大学などにより設置・運用されている望遠鏡群で、右側にあるのは撮影時に建設中だった3台目です。

(元記事より引用)

文・編集/sorae編集部

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