HPVワクチン接種 高1までの男子生徒に全額助成 感染予防に役立てて 新年度から群馬・渋川市 | 上毛新聞社のニュースサイト

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 群馬県渋川市は新年度、同市の小学6年から高校1年生までの男子がヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを接種した際の費用を全額助成する。HPVは男性に多い中咽頭がんなどの原因とされ、性交渉による感染で女性の子宮頸(けい)がんの発症にもつながるという。接種を望む市民の経済的負担をなくし、予防に役立ててもらう。

 4月以降の接種分からが助成対象となる。対象年齢は女子と同じで、希望者は事前に市に申請し、市内の医療機関で接種を受ける。男子の場合は任意接種となるが、1回当たり約1万7000円の接種費用を所定回数の3回分まで助成する。

 HPVは一般的なウイルスで男女を問わず感染する。厚生労働省は2013年4月、女子を公費で受けられる定期接種の対象とした。接種後に全身の痛みなどの症状を訴える人が相次ぎ、一時は積極的な接種勧奨を中止。22年4月から「接種による有効性が副反応のリスクを上回る」として再開している。

 市によると、県内における同ワクチン接種の男子へ助成は23年度から桐生市が実施している。

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