◎変化演出、残る隔たり=習氏「上座」は昨年同様―米長官訪中

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 【北京時事】ブリンケン米国務長官は26日、3日間の訪中日程を終えた。米中関係が極度に悪化していた昨年の訪問時からの「変化」を印象付ける演出が双方に見られた半面、ロシアへの対応や台湾問題などの懸案を抱える米中間の隔たりを浮き彫りにした場面もあった。

 「中米間には少なからず『温度差』があるが、関係安定化を目指しているのは同じだ」。中国共産党機関紙系の環球時報は25日、こうした識者の見解を掲載し、中国側は「歓迎」のシグナルを発していると論じた。

 ブリンケン氏は今回、北京に先立ち上海を訪問。経済と人的交流に焦点を当て、市中心部の観光地で名物の小籠包を食べるなど、滞在を満喫している様子をアピールした。

 習近平政権は外国要人を「厚遇」する際、首都と併せて地方都市に招く日程を組むことが多い。昨年6月のブリンケン氏の訪中は、北京のみ2日間の滞在だった。

 ただ、26日に記者団の前で握手を交わしたブリンケン氏と王毅共産党政治局員兼外相の表情は硬いまま。同日午後、ブリンケン氏と会った習国家主席は長テーブル奥の上座に陣取り、自身の権威を誇示した。

 習氏は過去、訪中した米国務長官と隣り合った椅子に座ったこともあった。昨年のブリンケン氏との面会も今回と同様の席次で、SNSなどでは当時、「異例ではないか」と話題になった。 

[時事通信社]

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