富士山噴火備え避難マップ 富士宮市、配布開始|あなたの静岡新聞
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富士宮支局 国本啓志郎 富士宮市は27日までに、富士山噴火時を想定した避難行動マップの市内全戸配布を始めた。噴火警戒レベルが引き上げられた場合にとるべき行動を、地区ごとに分類して掲載した。
マップは3月付で改めた市富士山火山避難計画に基づく。地図上に火砕流と噴石の到達範囲を記したほか、第1~6次の避難対象エリアを色分けした。1、2次エリア全員と3次の要支援者は噴火前から警戒レベルに応じて車での避難が必要で、その他は噴火後に状況を見て徒歩で避難することを記した。
噴火時の避難に関する基本的な考え方も盛り込んだ。溶岩が流入しやすい川沿いは避けて直交方向に逃げることや、避難情報の入手方法を載せた。
同市は溶岩流が1~3時間以内に到達する恐れのある3次エリアに、人口密集地が含まれる。3次エリアは想定流域のみ避難を想定するが、混乱した人々の一斉避難による渋滞が懸念される。市危機管理局の担当者は「有事に正しい行動をとってもらえるよう、事前の周知に努める」と話した。
(富士宮支局・国本啓志郎)
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