歌手活動再開の氷川きよし、憧れだった海外生活で英気養い心身のバランス整えた…記者の目 - スポーツ報知

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 演歌歌手の氷川きよし(46)が27日、所属していた「長良プロダクション」から独立し、新会社「KIIZNA(キズナ)」を設立したことを発表した。8月からツアーを開催することも報告。2022年のNHK紅白歌合戦以来、約1年半ぶりに歌手活動を再開する。

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 氷川が休んだのは、長年にわたり常に注目を集めるスター・氷川きよしでいることに疲れ切ってしまったのが大きな理由だ。休止前はよく「誰にも知られていない国に行きたいなあ」とぼやくことがあった。

 ただ、もともとはサービス精神旺盛で、ファンとの触れ合いから元気をもらう性格。休んで半年が過ぎた頃にはステージが恋しくもなっていた。近しい関係者に「今年(2023年)の紅白(歌合戦)は無理でも、来年には出たいなあ」と漏らすこともあった。

 その後、憧れだった海外で生活を送り、絵画という新しい趣味も見つけた。関係者によると最近では飼い犬も増えるなど、生活に余裕も出てきたという。親しいタレント仲間が氷川の自宅に遊びに行き、一緒に楽しく料理をしているという声も聞いた。休止前より頻繁にジムに通い、体力も向上した。

 周囲から「いつ復帰するのか?」と聞かれるたびに「期限を決めたら休養じゃなくなる」と強調する一方で、ひそかに曲作りに励み、今年に入ってからは復帰に向けて新ロゴマークなども作っていた。

 明るいキャラクターが前面にある一方で、衣装がきついと何日も断食を行うストイックな一面もある。再始動には心身のバランスが必要不可欠だ。復帰を発表したということは、その両方がそろったということに違いない。(浦本 将樹)