【阪神】掛布雅之氏 佐藤輝明はGWのスタメン落ちを重く受け止めるべき チームの顔として義務を果たしていない - スポーツ報知

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◆JERA セ・リーグ 阪神4―3ヤクルト(28日・甲子園)

 佐藤輝はスタメンから外れたことを自分で重く受け止めないといけない。この日の試合は143分の1ではない。ゴールデンウィークの甲子園は、多くの少年、少女のファンが背番号8のユニホームを着ていた。スコアボードだって、子どもたちのために平仮名表記だった。佐藤輝は本来なら夢を与えるホームランを打てる打者だ。チームの顔として、故障ではない限り、試合に出ることは「義務」のはず。調子が悪くてベンチを温めるなんて、あってはならないことだった。

 一方、今季初スタメンの糸原は3安打の活躍だった。2回無死一、三塁の先制適時打は1ボール2ストライクから、外角低めの変化球をしぶとく拾ってのもの。少ない出場機会で結果をコツコツ積み重ね、巡ってきた先発チャンスで見事に期待に応えた。

 これだけのアピールをした糸原を岡田監督は次戦も先発で使わざるを得ない。佐藤輝は8回2死二塁の代打で空振り三振だった。スイングが雑な印象で、打てる雰囲気がなかった。もともと代打で結果を出せる器用なタイプではない。スタメンで使えないなら、10日間の出場選手登録抹消で調子を整えさせることも選択肢となる。(掛布 雅之)