J2清水が4連勝で首位キープ FW北川航也主将が3戦連発 「魚の脂の方が良質」 - スポーツ報知

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◆明治安田J2リーグ ▽第12節 清水1―0岡山(28日・Cスタ)

 清水エスパルスは3位の岡山を1―0で下し、昨年8月以来の4連勝で首位を守った。前半35分、FW北川航也(27)が自身5年ぶりとなる3戦連発弾を放り込んで先制。押し込まれた時間帯も耐え抜き、主将が挙げた虎の子の1点を守って今季5度目の完封をマークした。次は5月3日、ホームで栃木と対戦する。

 互いの胸の内は分かっていた。前半35分、清水・北川は後方から受けると右前のFWカルリーニョスジュニオへ。助っ人がワンタッチで戻した所に走り込み、右足で冷静に流し込んだ。「常に自分を見てくれている感覚がある。2人でラインを壊すことを体現できて良かった」。秋葉忠宏監督(48)が「あうんの呼吸」と評した2トップの鮮やかな攻めが、今季初の4連勝をもたらした。

 直前にはカルリーニョスがPKを失敗。「カルの献身さは誰もが分かっている。アシストを付けてあげたいと思った」と相棒の名誉挽回にも一役買った。3戦連発はJ1だった19年4月以来5年ぶり。昨季は33試合4得点と不本意な1年を過ごしたが、今季は開幕から安定して先発を守り続け「スピード感、ボールタッチのフィーリングは一番いい」という。栄養士の助言を受け、今季から好物の肉を控え主食を魚にチェンジ。「魚の脂の方が良質」と軽やかな動きにつなげている。

 次は5月3日、本拠で栃木戦が待つ。「ゴールデンウィークに来てくれる子どもたちのためにも勝ちたい」。頼れる主将が相手を"ギョギョギョ"と驚かせるゴールを重ねていく。

(武藤 瑞基)