レッドソックスの上沢直之が念願のメジャー昇格 背番号39 「やっとスタートラインに立てた」 - スポーツ報知

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 レッドソックスは28日(日本時間29日)、ロースター40人枠の上沢直之投手を、傘下3Aウースターからメジャー昇格させた。開幕から29試合目に悲願のメジャー昇格を果たした上沢は、同日、本拠地で行われるカブス戦の前にチームに合流し、メディアに対応した。背番号は「39」。試合はブルペンで待機する。上沢の主な質疑応答は以下の通り。

 ―念願のメジャー昇格を果たした。

 「短い期間で移籍もあり、初めての米国で色々経験させてもらっています。人生の中でも、短時間に色々覚えなきゃいけないことがあった。チームごとに指導法も違う中でアジャストに色々戸惑いもあったけど、ようやく来れました」

 ―マイナーで取り組んだことは。

 「スプリットの割合を増やすこと。日本でも投げていたけど、こっちに来てからは、ストライクゾーンに投げることと、落ち幅を大きくするように改良しました。あと、スイーパーの練習とか、打者を抑えるための修正をしてました。スプリットを意識させることで、まっすぐやカーブで空振りが取れるようになってきた」

 ―フェンウェイパークを実際に見て。

 「歴史のある球場だと知っているし、足を踏み入れて特別な感情が湧きました」

 ―昨日から今日に至る昇格へのプロセスは。

 「昨日(3Aで)登板予定だったんですけど、朝、投げないと連絡が入った。球場(オハイオ州トレド)で練習して、試合前の段階で、アクティブ(登録)になるかどうか分からないけど、とりあえずボストンに行けと。ホテルに戻って荷物をまとめて。正式には今日起きて代理人からのラインで知りました」

 ―率直なその時の気持ちは。

 「やっとスタートラインに立てた。ここから勝負しないと。うれしいというよりか、気は引き締まった感じがします。ここから結果を出さないとどうにもならないので」

 ―開幕から29試合目でのメジャー昇格。ここまで長かったか、それとも意外に早かったか。

 「あんまりかかった気はしないです。むしろ、3Aで学べることも多かったし、あそこで過ごした時間も僕にとっては無駄ではない。僕にとってすごくいい時間だった」

 ―起用法は。

 「ブルペンに入って試合にスタンバイします」

 ―背番号「39」は。

 「特に背番号にこだわりはないけど、この番号をもらったので、皆に覚えてもらえるようにしたいです」

 上沢は昨年オフ、日本ハムからポスティングシステムでメジャー移籍。レイズとマイナー契約を結び、春季キャンプに招待選手として参加。オープン戦4試合に登板した。レイズとの契約に、キャンプ終盤に他球団からメジャー契約オファーがあれば、移籍が可能となる「レイトスプリング・クローズ」(春季終盤の条項)があり、同条項を行使。レッドソックスに5万ドル(790万円)でトレードされ、40人枠入り。傘下3Aウースターで3試合に登板し2勝1敗、防御率4・80だった。