【ソフトバンク】少年時代に憧れたギータと同日記念打で瞳ウルウル プロなのにバッセン修業が実った初安打 - スポーツ報知

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◆パ・リーグ ソフトバンク5x―4西武(29日・みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクが2点ビハインドの9回2死一、二塁から柳田のサヨナラ3ランで大逆転勝利を収めた。チームは6連勝で福岡移転後の通算2500勝を達成した。

 この試合で仲田慶介内野手のプロ初安打も飛び出した。1―4の7回無死一塁、代打で登場すると6球粘って7球目の高めボールを中前に運んだ。この回、敵失で1点を返しただけに、大きな一撃となった。

 プロ3年目の支配下登録1年目。投手と捕手以外はどこでも守れる両打ちのユーティリティー選手が感激の一打を振り返った。

 ―プロ2打席目。13日の西武戦(四球)以来、久しぶりの打席

 「いつか絶対チャンスが来ると思って、ずっと準備してました。思い切っていけたのがすごい良かったです」

 ―球界を代表する投手の高橋から初安打

 「低めのフォークにしっかり食らいついて粘りながら、最後のストレートを1球で仕留められた」

 ―試合前から「打席あるぞ」みたいな話は?

 「前の回に『海野のとこでいくぞ。代打で。高橋光成から打ってこい』と監督に言われて。びっくりしました」

 ―記念のボールは

 「受けとりました。もう両親に(渡します)」

 ―川村は北海道の実家からみずほペイペイまで半日かかる。仲田は福岡市早良区の実家から何分?

 「10分もかからないです。観戦に自転車でよく来てました」

 ―中学時代に自転車で来て応援していた柳田が、記念の日に逆転サヨナラ弾

 「そうですね…何か…(6秒間無言。瞳を潤ませ、声をかすれさせて)すごいです」

 ―打席に立つまでの準備は

 「アーリー(ワーク)の前から(さらに早く球場に来て)スローボールマシンを打ったりとか。バッティングセンターにもちょいちょい行って、速いボールを見たり。ここよりもバッティングセンターの方が速いボールを見られる。(打席機会が少なく)速いボールを見る機会がなかったので、目を慣らすためにそういった準備をしてました」

 ―バッティングセンターは何キロの設定?

 「一応140キロなんですけど、もっと速い。多分150キロ以上出てる(さらに速く感じるように)ちょっと前から打ったりとか、ずっとやってました」

 ―プロなのにバッティングセンターの常連

 「速いボールを見とかないと、打席に立ったときに打てないと思うんで。そこのバッティングセンター、いいんですよ」

 ―どこ?

 「姪浜のウエストコーストです」

 ―軟式しかないよね?

 「軟式です」

 ―試合のバットで?

 「そうです」

 ―小中学生に張り合って?

 「たまに声かけられます(笑い)」

 ―同日に支配下昇格した川村、仲田は先に初安打

 「2人がグラウンドで躍動してたんで、自分も躍動したいなと思ってました」