韓国最大野党の李在明代表、総選挙大敗の尹大統領に「誤った国政を正せ」と強く迫る
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【ソウル=小池和樹】韓国の
尹錫悦(ユンソンニョル)
大統領は29日、左派系最大野党「共に民主党」の
李在明(イジェミョン)
代表と2022年5月の大統領就任後、初めて会談した。政権を支える保守系与党は10日に投開票された総選挙で大敗しており、李氏は政策の変更を強く迫った。
会談冒頭、李氏は「選挙で表れた国民の意思は、誤った国政を正せという命令だ」と述べた。選挙で政権批判の対象となった前国防相の職権乱用疑惑の真相究明に加え、株価操作などの疑惑が出ている尹大統領の
金建希(キムゴンヒ)
夫人について、名指しは避けながらも「家族など周辺の人たちの疑惑の整理」を求めた。
李氏は、尹政権が進めている日米両国との関係強化を軸にした外交方針について「国益も国家も守ることができない」と批判した。対日関係についても、「国民の自負心が傷つかないような積極的な努力」が必要との認識を示した。尹氏は李氏の発言中、険しい表情を崩さなかった。 会談は、尹氏が李氏に呼びかけて実現した。韓国ギャラップによると、尹氏の支持率は総選挙前まで30%台半ばで推移していたが、最近は20%台前半に急落した。