今永、4連勝の鍵は適応力 敵将がほれた実力証明―米大リーグ:時事ドットコム

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時事通信 運動部2024年04月29日15時10分配信

レッドソックス戦で力投するカブス先発の今永=26日、ボストン(AFP時事)

 【ボストン時事】米大リーグ、カブスの今永昇太投手が26日のレッドソックス戦で7回途中1失点と好投し、開幕から無傷の4連勝を飾った。公式サイトによると、先発投手がデビューから5試合で4勝0敗としたのは球団史上初。防御率0.98と堂々の内容だ。

「進歩」感じた4勝目 カブスの今永、防御率0点台維持―米大リーグ

 150キロ前後の直球で、面白いように空振りを奪う。「低めに投げるメカニズムで高めに投げるから打者は振ってくれる」と今永。ゆったりとした動きから投じる直球が打者には手元で伸び上がるように見え、この技術が快進撃を支える。

 新天地で好発進した30歳について、カウンセル監督は「好奇心があり、とてもオープンで情報収集力に長けている。それは適応力のある選手の特長でもある」と賛辞を惜しまない。

 4年総額5300万ドル(当時のレートで約80億円)とされる大型契約でカブスに入団した今永に対しては、レッドソックスも契約条件を提示していた。コーラ監督は今永の投球を「すごくユニーク」と評価。「米国で力を発揮してもらいたい」とラブコールを送っていたという。

 同監督は、7奪三振の力投を目の当たりにし、「山本(ドジャース)が注目を集めているが、今永もすごくいい投手だ」。開幕から約1カ月。敵将もほれ込んだ実力を存分に発揮している。