あしなが学生募金 ＪＲ秋田駅前で協力呼びかけ｜NHK 秋田県のニュース

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病気や災害で親を亡くすなどした子どもたちを支援する「あしなが学生募金」がＪＲ秋田駅前で行われました。

ことし春の「あしなが学生募金」は今月中旬から全国で始まり、２７日はＪＲ秋田駅前の「ぽぽろーど」で、秋田県内や岩手県内の大学生らおよそ１０人が参加して、協力を呼びかけました。

学生たちは「みなさんの募金が大きな力となります。ご理解とご協力をお願いします」と声をかけ、駅前では、足を止めてチラシを受け取る人や募金に応じたりする人の姿が多く見られました。

募金によって奨学金を運用している「あしなが育英会」によりますと、ことし春に高校に入学した生徒で奨学金を申請した人は、全国で過去最多の１８００人に上りましたが、資金不足のため、半数を超える人が給付を受けられなかったということです。

呼びかけに参加した盛岡大学の４年生の石田諒さんは「わたし自身も３歳の時に父親を病気で亡くし、奨学金のおかげで進学することができました。しかし奨学金の申請者が増え、資金が足りなくなっているのが実情です。協力を広く呼びかけていきたい」と話していました。

「あしなが学生募金」は、２８日も秋田駅前や仙台駅前など東北６県の各地で呼びかけを行う予定です。