ウクライナで見た北朝鮮製ミサイル 武器不足ロシア、友好国頼みだが:朝日新聞デジタル
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ロシアがウクライナに侵攻してから2年余り。ロシアは武器の不足を補うため、北朝鮮やイランといった数少ない「友好国」との結びつきを強めている。昨年末以降、少なくとも50発の北朝鮮製ミサイルが使用されたが、ウクライナ側は「日本も無関係ではない」と警鐘を鳴らす。 弾道ミサイル、攻撃型ドローン――。 ロシア軍の侵攻が続くウクライナの首都キーウ。3月中旬、記者が訪れたキーウ科学捜査研究所に、現場で回収されたロシアの兵器の残骸が並べられていた。 「これは日本企業、あれはアメリカ企業の製品。主要な部品の多くは西側から来ている」 イラン製のドローンなどの電子部品を顕微鏡で分析しながら、研究員が説明した。 ひときわ目立つ深緑色のミサイルの残骸があった。 「北朝鮮製の弾道ミサイルだ」。研究員はそう説明し、ミサイル本体から突起した特徴的なつなぎ目を指さした。今年1月2日、ロシア軍の激しい攻撃にさらされるウクライナ北東部ハルキウ州で回収されたものだという。 ウクライナでロシアが使った北朝鮮製ミサイルの取材をすると、日本にも関わる懸念が浮かび上がってきました。そして、ミサイル内部に「JAPAN」と刻まれた部品も。日本の大手メーカーに問い合わせると意外な事実がわかりました。本日午後5時ごろ配信の後編でお伝えします。 同研究所は英調査団体「紛争… この記事は有料記事です。残り967文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません後編は午後5時ごろに配信予定です