パワハラ 消防長、次長処分 

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甲賀消防 湖南市長「深くおわび」

 甲賀広域行政組合消防本部(甲賀市)で幹部職員らによる職員へのパワーハラスメントが認定された問題で、同組合は28日、本田修二消防長(60)を停職3か月と消防次長(53)を停職6か月とし、それぞれ降任させる懲戒、分限処分を発表した。今回認定されたパワハラを含むハラスメントは本田消防長が76件、次長は177件に上った。本田消防長は、同日付で依願退職した。

頭を下げて謝罪する(左から)川島・組合事務局長、管理者の生田・湖南市長、副管理者の岩永・甲賀市長(甲賀市で)

 発表では、本田消防長は、2012年と16年、消防署内で部下をどなってロッカーを蹴ったり、書類のバインダーを机にたたきつけたりしたほか、消防長だった21年には新型コロナウイルスワクチンを接種しなかった職員を他の職員から離した部下の行為を不適切に容認したりした。

 消防次長は18年以降、「仕事ができないなら降格しろ」と部下に暴言を放ったり、19年には部下の首をつかんで押したりしたほか、第三者委員会が実施したハラスメントのアンケートについて、部下に「協力したら職場にいられなくする」などと発言したりした。

 この日、同本部で記者会見した組合管理者の生田邦夫・湖南市長は「ご心配とご迷惑をおかけし、深くおわびする」と謝罪し、副管理者の岩永裕貴・甲賀市長と川島辰道・組合事務局長とともに頭を下げた。

 4月1日から新たに消防長として着任する川島事務局長は「職員が安心して市民の負託に応えられるよう組織再編に努めたい」と述べた。