会津若松市の東山温泉街の空き家にクマ 警察などが警戒|NHK 福島県のニュース

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27日、福島県会津若松市にある温泉街の使用されていない建物にクマ1頭が入り込みました。

クマはいまも建物の中にいるとみられ、28日も、市と警察などが警戒を続けています。

27日午後4時半ごろ、会津若松市東山町の温泉街の使用されていない建物で「室内が荒らされている」と警察に通報があり、駆けつけた警察官がクマ1頭が入り込んでいるのを見つけました。

クマはいまも建物の中にいるとみられていて、現場では、警察と市の職員、それに猟友会などをあわせたおよそ30人が周辺の警戒にあたっています。

猟友会のメンバーらは28日朝、近くの河原にクマを誘い出すためのわなを設置するなどしていました。

市によりますと、これまでにこのクマに襲われてけがをするなどの被害の情報はないということです。

現場は、会津若松市の中心部からおよそ3.5キロ南東にある、大勢の観光客が訪れる東山温泉の温泉街の一角にある川に面した建物です。

市農林課は「暖冬のため、他の県では冬眠しないクマが確認されていると聞く。山には食べ物が少なく、ことしも暖かくなってきたので、街なかにおりてくる恐れが高まっていると思うので対策を検討したい」としています。

猟友会のメンバーらで作る会津若松市鳥獣被害対策実施隊の小沼清一隊長は「外に出るのを確認してないので、まだ、建物の中にいると思われる。このあと、カメラを入れて中を確認するなどして、基本的には外に追い出しつつ、場合によっては麻酔銃を使用するなどして対応にあたる」と話していました。