三田市会、田村市長の不信任案提出へ　公約撤回を問題視　28日にも複数会派、否決される公算大

　三田市議会の複数会派が２８日、田村克也市長（５７）に対する不信任決議案を市議会本会議に提出する。三田市民病院の再編統合を巡って公約を翻して計画を再開したことや、子育て政策への取り組みなどに問題があるとして、議員らが反発を強めていた。

　不信任決議案は、同日午前の本会議で２０２４年度当初予算案を修正可決した後、共産党や維新の会などの議員が連名で提出し、同日中に採決される。可決には出席議員の４分の３以上の賛成が必要だが、病院の再編統合事業が再び停滞することに懸念を示す議員も多く、現時点では否決される公算が大きい。