32年前の「飯塚事件」映画公開で監督が舞台あいさつ 福岡市|NHK 福岡のニュース

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32年前、飯塚市で小学生2人が殺害されたいわゆる「飯塚事件」を巡り、元死刑囚の再審=裁判のやり直しに向けた2度目の申し立てが行われる中、「当事者」に密着した映画が公開されました。

福岡市の映画館で舞台あいさつに立った監督は「主観を押し付けないようにつくった」と述べました。

1992年に福岡県飯塚市の小学1年生の女の子2人が登校途中に連れ去られ、遺体で見つかったいわゆる「飯塚事件」では、久間三千年元死刑囚が殺人や誘拐などの罪に問われ、一貫して無罪を訴えましたが、死刑が確定し、2008年に刑が執行されました。

事件を巡って元死刑囚の再審に向けた2度目の申し立てが行われる中、弁護士や警察官、それに新聞記者などの「当事者」に密着したドキュメンタリー映画が公開され、元NHKディレクターの木寺一孝監督などが28日、福岡市の映画館で舞台あいさつに立ちました。

およそ130人の観客を前に木寺監督は「主観を押しつけないようにつくった。見た方々にどう感じとってもらってもかまわない」と述べました。

その上で、「少しでも事件や再審に向けた取り組みを全国に知ってもらうために福岡から発信していきたい」と述べました。

映画「正義の行方」は来月以降北九州市や大分市、那覇市など、九州・沖縄の映画館でも順次公開される予定です。

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