「特定利用空港・港湾」に宮崎空港指定の方向で政府が最終調整|NHK 宮崎県のニュース

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防衛力の強化に向けて、政府は、自衛隊や海上保安庁が訓練などで円滑に使えるように整備・拡充する「特定利用空港・港湾」に、宮崎空港など全国のあわせて16の空港と港を指定する方向で最終調整に入りました。

政府は、有事に備え、各地の空港や港を「特定利用空港・港湾」に指定し自衛隊と海上保安庁の航空機や艦船などが訓練などで円滑に使えるように整備・拡充する方針で、自治体と協議しながら指定先の検討を進めてきました。

その結果、全国のあわせて16の空港と港を指定する方向で最終調整に入りました。

このうち空港は、宮崎空港をはじめ、那覇空港、長崎空港、福江空港、北九州空港の、沖縄と九州の5か所です。

港は、石垣港や博多港など沖縄、九州、四国、北海道の11か所です。

県危機管理課によりますと、宮崎空港を「特定利用空港」として指定する方針は、去年10月下旬に内閣府や防衛省などの担当者が県を訪れ、伝えられたということです。

この中では、民間の航空機の離着陸に影響がないよう、今後、自衛隊の航空機が利用できる駐機場の整備を検討していくことについても、説明を受けたということです。

政府は、いずれの空港や港も、民間の利用が主体であるのは維持しつつ、必要に応じて滑走路の延伸や岸壁の拡張などを進める計画で、近く関係閣僚会議を開いて正式に決定し、実施に移していく方針です。