手話で実況、興奮伝える 岡山がJリーグ初の試み

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岡山放送で、サッカーJ2の試合を手話で伝える実況の担当者(左)と解説者=28日午後、岡山市

28日に岡山市のシティライトスタジアムで行われたサッカーJリーグ2部(J2)のファジアーノ岡山―清水エスパルスで、地元放送局が試合の生中継の映像に合わせた手話実況をインターネットで動画配信した。ファジアーノ岡山によると、Jリーグの中継では初の試み。特にスタジアムで観戦するろう者に、視覚だけでは分からない情報と興奮を伝える狙いがある。

試合を中継した岡山放送(岡山市)が、アナウンサーの実況を基にスタジオの出演者が手話で伝える様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信した。動画に出演した実況と解説の担当者はいずれもろう者で、表情豊かに伝えた。

耳が聞こえない大野志織さん(49)は親子でスタジアムを訪れ、スマートフォンで手話実況を見ながら観戦した。試合後「選手の情報からホイッスルの音まで、本当に聞こえているような感覚だった」との感想を、手話で表した。