ソフトバンク川村友斗「後ろがギーさんなのでつないだらどうにかなる」…巧打で満塁演出、サヨナラ勝ち

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  ソフトバンク3―2西武 (28日)――ソフトバンクが2日連続のサヨナラ勝ち。5連勝で貯金10。延長十二回、二死満塁からの捕逸が決勝点となった。西武は好投した隅田を打線が援護できなかった。

延長12回2死1、2塁、川村が右前に安打を放つ

 相手の捕逸というまさかの幕切れでサヨナラ勝ちを収めたソフトバンク。ただ、それは三塁に走者がいたからこその結果だ。そんな好機を広げた立役者の一人が、途中出場の川村だった。

 延長十二回二死一、二塁で打席に立った。自身が打ち取られれば引き分けが決まる場面。「後ろがギーさん(柳田)なので、つないだらどうにかなる」と考え、4球目の外角のスライダーをうまく右前に運んで満塁の好機を演出した。

 周東が家族の事情で欠場した穴を埋めたのが、川村だった。ロッテ戦(24日)では1番中堅でスタメン出場し、プロ初の猛打賞をマーク。この日も、十一回に死球で出塁すると、続く柳田の深い左飛でタッチアップをして二塁を陥れ、チームを活気づけた。

 一軍での出場は「毎試合緊張している」とまだまだ初々しさを漂わす。ただ、戦力として認められつつあるのは間違いなく、小久保監督も「(二軍監督時から)一緒にやってきて『目が合ったらいけるような選手になれ』というのを実践してくれている」と成長を喜ぶ。

 本人も「一軍は勝つための場所。チームに必要とされる人間になりたい」と前を見据える。一軍プレーヤーとしての自覚も備わってきた。(渡辺直樹)

  ソフトバンク・小久保監督 「どっちに転んでもおかしくない試合だった。あんな終わり方があるのかって感じ」